ジブリ映画の傑作『紅の豚』。20年以上たった今でも多くのファンに愛されている主人公「ポルコ・ロッソ」。
今作品の宮崎駿監督はなぜ豚を主人公にしたのでしょうか
1.紅の豚について
『紅の豚』(くれないのぶた)は、スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション作品。アニメーション映画として1992年7月18日から東宝系で公開された。原作は月刊モデルグラフィックスに連載していた漫画『宮崎駿の雑想ノート』の中の「飛行艇時代」[2]。
監督は宮崎駿。前作の『魔女の宅急便』に続いて劇場用アニメ映画の興行成績日本記録を更新した。
この作品以降、スタジオジブリ映画における宮崎駿監督作品は全て東宝系での公開となった。
スタジオジブリ作品では初めて、ヒロイン役を演じた役者本人が主題歌を歌っている。
(Wikipedia参照)
ちなみに、もともとは日本航空での機内上映用として制作の開始されましたが、思ったよりも長編化したため劇場作品へと変更されました
このため、劇場公開より先に日本航空国際便の機内上映として先行上映されました
2.原作について
原作についてですが、
月刊モデルグラフィックスに連載していた漫画『宮崎駿の雑想ノート』の中での「飛行艇時代」がモデルとされたようです。
宮崎さんは大のミリタリーマニア(軍事系の兵器の描写など)で有名ですが、その一方で実際の戦争には断固反対というスタンスを取っている、いわゆる矛盾を抱えた人です。
そんな彼の心情が顕著に出た傑作がこの『紅の豚』です。
3.ポルコが豚になった理由
『ポルコ・ロッソとフェラーリンと会話』が握っているのではないかと思いました
「ファシストになるより豚の方がマシさ」
とポルコが言う
それに対して
「冒険飛行家の時代は終わったんだ、国とか民族とか、くだらねえスポンサー背負って飛ぶしかないんだよ」
とフェラーリンが反論
しかし
「俺は俺の稼ぎでしか飛ばねえよ」
食い下がらないポルコに対し
「飛んだところで豚は豚だぜ」
とフェラーリンが返すも、結局ポルコは『豚』でいることを辞めようとはしません
軍隊から脱隊したポルコと少佐まで出世しているフェラーリンは実に対象的であるとみて取れます
『人間』と『豚』この相反する意味であるのにおなじ戦争を共に生きてきた戦友です
ポルコは人として戦争で殺め続けることやめ
自分のために空を飛ぶことを選んだ
すなわちポルコは
人間であることも、人殺しをすることもやめたのではないでしょうか
4.名言集
4-1.キャッチコピー
「カッコイイとは、こういうことさ」
4-2.ポルコ・ロッソの名言
「飛ばねえ豚はただの豚だ」
「馬鹿野郎!そういうのは一番大事にとっておけ」
「徹夜はするな 睡眠不足はいい仕事の敵だ」
4-3.フィオの名言
「ジーナさん時の賭けがどうなったかは、私だけの秘密」
4-4.ジーナの名言
「マルコ。マルコ聞いてる?あなたもう1人の女の子を不幸にする気なの?」
「マルコ、今にローストポークになっちゃうから。あたし嫌よ そんなお葬式」